『ラブ・ストーリーは突然に』
覚えてますか。「じゃ、4時48分。会いたいから、さよならは言わないよ」リカ(鈴木保奈美)が約束した電車の時刻。カンチ(織田裕二)は改札口を駆け抜けるが、そこに、リカの姿はなかった。ホームのフェンスにハンカチが一枚結び付けられていた。口紅で書かれた赤い文字。「バイバイ カンチ」
17年も前に月曜日の夜に街から女性が消えたといわれるほど大人気を博したドラマ。東京ラブストーリーの最終回だが、ドラマのセリフに恥ずかしさを感じたり、ドキドキしたものである。「お前の愛は重いんだよ」今なら逆に言われてはりたおされそうな言葉である。人の気持ちは思う通りにはならない。今でも松山の伊予鉄道・梅津寺駅の海に面したホームのフェンスに思い思いのメッセージを記したハンカチが1枚、1枚結び付けられていく。小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』のイントロが聞こえてきそうな風景である。
一枚のハンカチを覗いてみた。「○○○、早く結婚しなきゃよそに行っちゃうよ!」伊予弁ではなかった。
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