そして人は空を飛んだ
29日、日本で初めて動力を使った模型飛行機を飛ばすことに成功した二宮忠八の功績をたたえて、出身地、八幡浜市で、模型飛行機を飛ばして滞空時間を競う二宮忠八記念模型飛行機大会が開かれました。大会は、毎年、八幡浜市で開かれていて、会場の市民スポーツパークには、地元の小中学生や一般の人達合せて約1200名が参加しました。競技はゴム動力で動く「プロペラ機」やプロペラが主翼の後ろにある「カラス型飛行機」など4つの部門に分かれて行われ、参加者たちは学校や家などで作った模型飛行機を空に向かって飛ばしました。
ライト兄弟に先がけた男・二宮忠八 二宮忠八は、ライト兄弟が世界で最初の有人動力飛行に成功する12年前に、カラスの飛ぶ姿をヒントに飛行の原理を発見して、「カラス型」というゴム動力の模型プロペラ機をつくりました。 八幡浜市保内町の宮内地区では、恒例の平家谷そうめん流しが始まり、渓谷のせせらぎに包まれた、涼感たっぷりの風情が楽しめます。
その後、世界に先駆けて人が乗れる動力つきの飛行機を考え、カラス型に改良を加えた「玉虫型飛行器」を作りました。玉虫型は時計のゼンマイを動力にした人が乗ることのできるプロペラ飛行機で、現在の固定翼式重航空機の原理を備えたものです。
日清戦争が始まり、二宮は「軍用飛行器考案之儀ニツキ上申」という意見上申をしますが、軍幹部に受け入れられず、却下されます。戦争後、大阪の製薬会社に就職した二宮は、自費での製作を計画し、コツコツとその費用を貯めていきました。しかし、実行目前にライト兄弟の成功のニュースが伝えられます。もし最初から製作されていれば、人類初の動力飛行は日本人だったかもしれません。
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